10分で戻せる乾し椎茸を商品化

http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20190903/5070004703.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

水につけて戻す手間などから、乾し椎茸の消費が年々落ち込むなか、
竹田市は、わずか10分間で戻せる、新たな乾燥技術を使った乾し椎茸を商品化しました。

今回、商品化された乾し椎茸は、新たな乾燥技術を開発した研究機関の
「日本きのこセンター」などの協力を得て、竹田市が商品化しました。
3日、開発関係者や販売を担う地元のスーパーの関係者が市役所に集まり、商品のお披露目が行われました。

従来の乾し椎茸は、水戻しに6時間から半日ほどかかりますが、高温乾燥と
低温乾燥を組み合わせた製法で仕上げた新しい商品は、お湯につけると
10分ほどで戻せるということです。
さらに、うまみ成分が2倍に増える一方、椎茸特有の渋みや苦みが抑えられるということです。

市によりますと、乾し椎茸の1世帯当たりの年間消費量は、水で戻す手間などから、
この10年間で半分ほどに減っているということです。

新たな乾し椎茸は市内の農家で生産され、今月から大分県や熊本県のスーパーで
販売される予定で、市では今後、ブランド化を進めて、消費回復につなげていきたいとしています。

開発に携わった菌興椎茸協同組合の下田秀一組合長は
「これまで乾し椎茸になじみのなかった新しい消費者を開拓し、気軽に食べてほしい」
と話していました。

09/03 12:18