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児相「関わるべきだった」=転居後の連携不足−鹿児島の4歳女児死亡事件
2019年09月04日20時44分

 鹿児島県出水市の大塚璃愛来ちゃん(4)が母親の交際相手の日渡駿容疑者(21)=暴行容疑で逮捕=に殴られ、その後死亡した事件で、県の中央児童相談所が4日、記者会見し、佐多士郎所長は「転居後の状況変化に、市と連携して関わるべきだった」と述べ、児相の対応が不十分だったとの認識を示した。

 璃愛来ちゃんをめぐっては、当時住んでいた同県薩摩川内市で3〜4月、夜間に一人で屋外にいたところを県警が計4回保護し、児相に通告。児相は育児放棄(ネグレクト)と認定していた。

 児相によると、母親に交際相手がいることや、妊娠していることについて、薩摩川内市から情報提供を受けていたが、詳しい調査を行わなかった。佐多所長は、プライバシーの観点から「慎重にならざるを得ない」と釈明した。