0001自治郎 ★
2019/09/04(水) 21:53:15.68ID:wsoS58ad9車名のシアンとは、ランボルギーニが本社を構えるイタリア・ボローニャ地方の方言で“稲妻の閃光(せんこう)”を意味するものだという。ランボルギーニの市販車で、初めての電動モデルであることを示唆している。
フロントフードには「カウンタック」のように斜めのラインが入れられ、さらに前方が斜めにデザインされたリアのホイールアーチからは、元ベルトーネのチーフデザイナー、マルチェロ・ガンディーニ氏の作品が連想される。Y字型のデイタイムランニングライト、6個の六角形のテールランプ、同じく六角形のエキゾーストパイプなどは、ランボルギーニが現行の市販車で採用しているデザインモチーフの流れをくむものだ。
可動式エアロデバイスの採用も、シアンの特徴のひとつ。車体後端に位置するリアウイングは、通常はボディーに格納されているが、走行時にせり上がるようになっている。ボディー後方に設置されたエアインテークの冷却翼は、エキゾーストシステムの温度を感知し、自動で回転。エンジン冷却の効率を高める。
インテリアには「Terra di Sant’Agata Bolognese(サンタアガタ・ボロネーゼの大地)」と名付けられたカラーリングのポルトローナ・フラウのレザーが使用されている。3Dプリントで製造されたパーツが世界で初めて市販車に採用されているのもトピックだ。センターコンソール横には、国旗をモチーフとしたカラーリングとともに車名の刺しゅうが入れられている。
内外装デザインに関して同社のデザイン部門の責任者であるミィティア・ボルケルト氏は「シアンのデザインはカウンタックからインスピレーションを得ていますが、過去への回顧でなく未来の象徴です。アドペルソナム(ランボルギーニが行っているビスポークプログラム)による全面カスタマイズが、さらに特別感を高めます」と紹介している。
シアンのリアミドに積まれるパワーユニットは、チタン製吸気バルブを採用するなどして最高出力が785PSに高められた6.5リッターV12自然吸気エンジンに、最高出力34PSを発生する48Vモーターが組み合わされたハイブリッドシステム。前述のとおり、ランボルギーニが市販モデルでハイブリッドシステムを採用するのは、このシアンが初めてとなる。
同車に初搭載されたハイブリッドシステムに用いられる小型モーターは、ギアボックスに組み込まれている。ハイブリッドモデルで一般的なバッテリーの代わりにスーパーキャパシタ(電気二層コンデンサー)が使用されているのも特徴で、同重量のバッテリー比で3倍パワフルでありながら、同出力を発生するバッテリーの3分の1の重量に収まっていると、ランボルギーニはアピールしている。
エンジンとモーターを合わせたシステム合計出力は、ランボルギーニの市販車として史上最高となる819PSに到達。0-100km/h加速は2.8秒以下、最高速は350km/h以上という実力を有する。さらに30km/hから60km/hへの加速タイムは、「アヴェンタドールSVJ」比で0.2秒、70km/hから120km/hへの加速タイムは同じく1.2秒短縮しているという。
シアンは、ランボルギーニが創業した1963年にちなんで63台の限定生産となるが、すでに全車完売しているという。(webCG)
2019.09.04
https://www.webcg.net/articles/-/41451
ランボルギーニ Sian(シアン)
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