「右折でもたもた…」踏切に無理に進入したトラックが衝突…
京急脱線事故の原因を専門家が解説(9月5日 FNN PRIME)
https://www.fnn.jp/posts/00048057HDK/201909051900_livenewsit_HDK

駅を通過する電車では緊急ブレーキは間に合わない

技術評論家 桜井淳氏:
しかし、気がついたときには神奈川新町駅を通過する快特電車が来ていた。
ここで電車が緊急ブレーキをかけたとしても200〜300メートルの制動距離がありますから、
衝突を回避することはできないんですね。

今回は緊急自動ブレーキが働いたと思うんです。
というのはトラックが入り込んだときに遮断機が下りていて踏切が下りていた。
そうすると障害物検知機がトラックを感知して、電車に緊急ブレーキが自動でかかる仕組みになっています

加藤綾子キャスター:
電車の運転士には異常を知らせる信号機が赤になっていたということなんですね

技術評論家 桜井淳氏:
ただ赤になっていても駅を通過する快特電車は止まるのが間に合わない。
トラックが強引に入り込んできて、わずかの差でぶつかったわけですね。

本当はトラックが入らなければよかったんです。
入ったとしてもさっと抜けていれば、あと0.5秒か1秒の差でぶつからずに済んだかもしれない。
そういう面では非常に悪い条件が重なってしまったということですね