来週行われる内閣改造と自民党の役員人事を前に、二階派が研修会を開き、二階幹事長は「仲間がそろってこそ大きな力になる」と述べ、結束を呼びかけました。

11日に行われる自民党の役員人事で、安倍総理大臣は、党運営の要を担ってきた二階幹事長を続投させる意向を固めています。

二階派は7日、内閣改造と党の役員人事を前に、福島県郡山市で研修会を開きました。

この中で、派閥を率いる二階氏は「よく『派閥政治うんぬん』と言うが、それは、派閥に入ったことのない人や、派閥の実態を知らない人たちが勝手に言っていることだ。派閥政治のどこが悪いのか」と述べました。

そのうえで、二階氏は「仲間がそろってこそ大きな力になる。われわれは団結力で頑張っていかなくてはならない」と述べ、結束を呼びかけました。

二階派は、先の参議院選挙のあと、初当選した議員らが新たに入会して46人となり、岸田派と並んで自民党の第4派閥になっています。

一方、二階氏は、研修会に合わせてゴルフを行った派閥があることを念頭に、「われわれは研修会という名のもとに、研修をするわけであって、ゴルフのプロではないので、ゴルフを研修する必要はない」と苦言を呈しました。

2019年9月7日 16時50分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190907/k10012068101000.html
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