【発掘】古墳調査の是非論、根底には「知の特権」と「人権」の対立
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世界遺産に登録された百舌鳥古墳群(写真/時事通信フォト)
https://amd.c.yimg.jp/amd/20190909-00000014-pseven-000-1-view.jpg
真実や真相と求めて、調査や研究をすすめることが、常に正しいとされるわけではない。天皇陵と伝えられる古墳の学術調査を巡って起きている対立を例に、評論家の呉智英氏が「知の特権」と「人権」の対立について解説する。
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この七月六日、ユネスコの世界遺産委員会は、百舌鳥(もず)・古市古墳群の世界文化遺産登録を決定した。日本の文化財が世界的に評価されることは大変に喜ばしい。
この古墳群には国内最大の大山古墳が含まれる。これは宮内庁が仁徳天皇陵として管理しているが、「考古学者や歴史学者からは『被葬者が学術的に確定していない』として」この名称での登録に反対する声が出ている(七月七日付朝日新聞)。「伝(でん)仁徳天皇陵」という呼び方をすることもある。「と伝えられる」という意味だ。
私も概ねこれに賛成だが、議論が次の段階に進むと、簡単に答えが出しにくくなる。それなら被葬者を学術的に確定するために調査をしよう、という意見に、賛成していいのか、よくないのか。
先の朝日新聞では「非公開で本格的な発掘調査が認められておらず」としているし、同日の産経新聞では「宮内庁は『世界遺産となっても皇室祭祀が行われる〈祈りの場〉に変わりはない』と強調。『墳丘内部への立ち入りを認めることはない』」と報じる。要するに、研究者の側は真実を知りたいし、宮内庁の側は皇室の尊厳を守りたい、という対立構造がある。
この二つのうち、宮内庁側は敢えて言いたがらないのだが、一般の国民を例にとるとかえってその主張が理解されやすい。皆さんの家のお墓について考えてみて下さい。学者たちがお墓を掘り返して、遺体か遺骨の寸法を計ったり化学分析したりして、それが嬉しいですか。曽祖父様が皆さんと血がつながってないと分かったとして、迷惑なだけじゃありませんか。調査など、余計なお世話でしょ、という説明だ。
迷惑であり余計なお世話であるにもかかわらず、学者たちが調査したがる根拠は何か。「知の特権」である。「知」は何をやっても許されるという特権である。ジャーナリズムの報道もその一つだ。しばしば問題になる犯罪被害者の報道はその好例である。被害者は「知」られたくないのだ。
では、調査される側が反撥する根拠は何か。これも宮内庁側は敢えて言いたがらないのだが、実は「人権」である。墓を暴かれてあれこれいじりまわされ好奇の目に曝されたくないという権利だ。
意外と気づきにくいのだが、古墳調査の是非論の根底には「知の特権」と「人権」の対立がある。
明治以後、北海道先住民アイヌへの関心が高まり、「知的」な研究対象となった。形質人類学(生物人類学)的観点から、アイヌの墓を発掘し、その遺骨を研究資料として保存することが行なわれた。その返還要求が「人権」の立場から叫ばれるようになり、近時返還は実現しつつある。こうした先例も、天皇陵発掘調査反対論に有利なはずなのに、宮内庁側は敢えて言及しない。
「知の特権」批判は五十年前の学生叛乱の時代に話題になりながら議論は全く深化しないまま今に至る。論者たちが知者ではなく愚者だったからだろうと、私は思う。
●くれ・ともふさ/1946年生まれ。日本マンガ学会前会長。近著に本連載をまとめた『日本衆愚社会』(小学館新書)。
9/9(月) 16:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190909-00000014-pseven-soci 意図的に女性天皇と女系天皇を同じ扱いにしてるやつが居るよな >>464
理解できず視野が狭くて頭悪そうでワロタ >>441
天皇の個人的意志で政府の決定を覆す、なんてことはあってはならないこと
それは明治憲法でも同様
それでもソ連との開戦やアメリカとの開戦を避けるために昭和天皇は影響力を行使した
ソ連との開戦は潰せたが、アメリカとの戦争は国内で出来る範囲では防げなかった
どんな為政者も他国との戦争より内戦の方を恐れるものだよ
空襲による火災の恐れなんて普通に認識され、その脆弱姓を改善しようとしてたぞ
馬鹿にしすぎ >>441
火災の話は相手を間違えました
失礼しまし >>460
空襲による火災はちゃんと認識されていたし対策もしていた
馬鹿にしすぎ 半島製や中国製の物が出土しても問題ないだろ。古代朝鮮半島は中国、満州、日本の勢力が支配してたのだから。 >>1
先祖といっても、何代も前だぞ。どうでもいいだろ
学術的に墓の発掘に重要な意味があるとしたら、自分の先祖の墓なら喜んで発掘調査に協力するわ
別に墓荒らしとは違うんだから >>466
問題に答えられないから関係ない話で自分の心を騙してるだけじゃん
都合のいい部分だけつまみ食いしようとするからそうやって失敗する この時期の大王は葛城氏と強い関係を持っていたから古墳や都もそれに連動するような動きをしてるのが面白いところ
継体天皇に至ってこの葛城氏の時代が終わる感じだな >>467
最近(上皇上皇后から)は先にメディアにリークして政府動かしてるが?
退位もずっとグズグズ言って摂政のシステムがあるのに我が儘で意思通したじゃん
皇后も自分流とかで好き勝手してる
今の皇室はたんなるエセレブ 葛城氏と言うか武内宿禰の後裔とされる氏族の本拠地が集中してる辺りにこの時期の中心があるな
葛城氏が衰退した後はそれに近い蘇我氏が力を持つ感じ
古墳や都の変遷はそれを垣間見えて面白い >>475
君は直接憲法を超えた権力を行使することと、範囲内で影響力を行使することの違いくらい分かろうか >>477
範囲内w
なら範囲内の摂政でよかっただろ?
退位なんかになってどれだけ無駄な税金使われるかわかってんの? >>478
摂政を設けた状態と比べて退位がどれくらい税金が余計に掛かったんだい?
祭り上げられている人間には何ら希望を言う権利がないと言うのかい?
最終的に上皇の希望は全て通ったか? >>467
いや、戦前の天皇は政府に対して自分の意見を頻繁に伝えていたよ
226事件の時も直接、軍のトップに指示を出してる
もり昭和天皇が戦争反対の意思を政府に主張してたら、政府内の政策に何らかの変動が起こったのは明らか >>480
影響力を行使したと言ったでしょ
226も対ソ連開戦の動きも昭和天皇が自ら潰したさ
対米開戦に関してもアメリカとの開戦を避けるよう交渉をやり直せと言っているし、実際政府も軍部もその意向に沿って動いた
それが遂にどうにもならず開戦しかないと政府と軍部が改めて上奏して開戦へ至ったわけだ >>481
いや、交渉をやり直せみたいな曖昧な指示だと、そうなるわ
絶対にアメリカとは戦争するなと言えば違ってただろ >>482
どう違った?
開戦を避けてどう解決するつもり? 仁徳天皇の時代には漢字はあったし、応神天皇からは記紀の記述はある程度は史実を
反映してるでしょう。 >>419
じゃあ、反正天皇か履中天皇のどちらかだな 天皇びびってるwwww
初代が縄文遺伝子じゃなかったらただの特定外来生物やしwwwwww エジプトのピラミッドでもそうだが、だんだん小洒落てきて大きくなっていき最大のものが出来たあとはピークアウトして小さく雑になっていく
そう考えると大仙古墳は履中なのでは、と素人考え >>483
ハルノートを飲むんだよ
泥沼化してた中国戦線から撤退する大義名分にもなる 仁徳と今がつながりがなければ
詐欺し一族だろう
追い出すべき
税金で生活だから
遺伝気検査すべき >>490
僕が考えた最強のなんちゃらと同じ発想だね >>491
継体天皇って言い伝えが正しいとしても仁徳天皇の血は引いてないぞ? >>491
ああ、失礼。
継体天皇は武烈天皇の娘だかを嫁にしてるはずだから、本来なら遺伝子的には現天皇家も仁徳天皇の遺伝子は持っているはずなのか。 >>469
そうなら日本中が焼け野原になる覚悟で天皇は戦争を始めたことになるし
それは内戦より大きな惨禍だったことになるぞ
日本が空襲されたら大参事になることを指摘した
「関東防空大演習を笑う」で日本軍が怒った所を見ると
やっぱりそれほどの惨禍は想定してなかったろ >>495
当たり前だろ そもそもこのまま亡国の道を行くのか、戦えるうちにやるのかの二択になって開戦を選んだんだからな
内戦の性質と戦争の性質を君は勘違いしている
内戦は日本社会そのものに長期にわたる深刻な分断を生みかねない上に、その隙にソ連や英米など列強、あるいは共産主義者の侵攻や介入や扇動を招き、 短期的にも長期的にも内戦の方がマシと考えるのは浅はか
空襲に関して君が挙げた例は世論や統治を意識した公の軍の反応であって、政府や軍部内部で木造建築の脆弱姓や対策は議論されているし対策もとろうとしている
と言うか、日本が火災に弱いかなんて江戸から大正からどれだけ痛感し続けてると思っている
空襲も日本はそれが行われ始めたごく初期から行う側になっているし、当然その効果も分かってるんだぞ >>496
日本軍が木造建築の脆弱性を議論していたかどうかだけじゃダメだろ
それでも「日本軍が日本全土が焦土になる覚悟で開戦した」ということにはならない >>497
あのね、改善しなきゃと思えばすぐ出来るならどの国も苦労しないのよ
戦争になれば人命も金も資源も凄まじい勢いで消費する
戦線が本土に近づけば近づくほど被害は甚大で継戦能力を喪失し国土が荒廃する
こんなのは全くの常識で、だから可能な限り戦争自体を避けようとするわけ
君はホント過去の人間を馬鹿にしすぎ http://www.chukai.ne.jp/~masago/syuusen.html
>終戦時の御製(天皇が詠まれた歌)
> 爆撃にたふれゆく民の上をおもひ
> いくさとめけり
> 身はいかならむとも
終戦時に「爆撃に倒れる民を思って戦を止めた」と昭和天皇がうたったということは
「昭和天皇は戦前に爆撃で倒れる民を思う事はできなかった」ということだろう
やはり開戦時に史実のような惨禍を想定することはできなかったんだよ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%9C%AC%E5%9C%9F%E9%98%B2%E7%A9%BA
>太平洋戦争開戦時の兵力は、陸軍が高射砲302門、航空機133機。
>海軍が、386機と高角砲210門と、旧式駆逐艦14隻、駆潜艇8隻だが、
>大半の航空機は旧式機か練習機または偵察機であった。
>1942年4月、ドーリットル空襲を受ける。1942年夏頃から陸軍の防空組織は強化され始めた。
これによると開戦時の防空戦力は少ないし、
小規模なドーリットル空襲を受けてから慌てて増強する始末
ドーリットル空襲程度の小規模な空襲すら想定してなかったんじゃ
やはり開戦時には大規模な空襲を受けることなんて想定外だろ >>500
いや、重慶爆撃やロンドン空襲あったから予見できないならアホ過ぎるわ 人権ってより、宮内庁が管理権限もってるかどうかなだけだがな
他の古墳は発掘されてるように、皇室祖先の人権から保護されてるわけではない 地震とかで崩壊したらその方が歴史的な損失が大きいと思うけどなぁ 子孫が居て、祭祀が続いているのに、掘らせろとか、大概だな。 >>501
重慶やロンドンは木造住宅じゃないからな
想定するのは難しかったろう
http://fanblogs.jp/panda555/archive/63/0
>この爆撃では焼夷弾も用いられたが中国の家屋は日本とちがい木造ではなく
>レンガ作りが多いので東京大空襲ほどには効果がなかったようである。
http://www.bungenko.jp/yhj/blog/2014/05/08/
>焼夷弾は第一次大戦からすでにロンドンやパリへの空襲にドイツ空軍などによって使われたが、
>石やレンガの不燃建築が多いヨーロッパの都市では期待されたほどの効果が得られなかった。 >>491
分家から本家跡取りに迎え入れられたら、本家の祭祀を継承するだろ。直接血を引いてない先代とかの。
もっと近い時代の血筋のハッキリしているものなら、たとえば、徳川吉宗は、徳川家光とか徳川綱吉とかの血を引いていないけれど、
徳川ファミリーの大ボスとして家光や綱吉の年忌法要やってただろ。 そういや、今の天皇家には石田三成の血が流れてるよな というのも、わが国の民俗学は常に下ネタベッタリなので
将来的に内部調査が行われた際に
開脚女性器が壁1面に描かれていた・・・などという結果を出すよりも、何も見ずに取り壊してしまう方が
被葬者の人権的体面を守ることに繋がる? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています