https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190910/k10012072751000.html

日産社長辞任 社内規定に反し4700万円多く報酬 求心力失われ
2019年9月10日 4時44分

日産自動車の西川廣人社長が来週、辞任することになりました。不透明な報酬の問題などで求心力が失われたことを理由に、取締役会が一致して速やかな辞任を求め、西川社長はこれを受け入れました。

日産自動車で取締役会の議長を務める木村康社外取締役らは9日夜、記者会見し、西川社長が今月16日付けで辞任することを明らかにしました。

取締役会が一致して速やかな辞任を求め、西川社長が受け入れたということです。

記者会見で木村社外取締役は「西川さんの問題がいろいろと発生し、社内外の求心力という意味から、このタイミングが適切だと判断した」と述べ、株価に連動した報酬を多く受け取っていた問題などで、西川社長の求心力が失われたことが辞任の理由だという認識を示しました。

一方、続いて記者会見した西川社長は「道半ばでバトンタッチすることをお許しいただきたい」と述べました。

後任は来月末までを目標に決めるとしていますが、日産はゴーン元会長の事件のあと、ぎくしゃくしているルノーとの関係に加え、低迷する業績をどう立て直すかが喫緊の課題で、トップの辞任による動揺を早期に抑えられるか、問われることになります。

また日産はゴーン元会長の事件に関する社内調査の結果も公表し、不正行為による会社の被害は総額で350億円規模に上るとして、今後、損害賠償請求などの対応を取ることを明らかにしました。

株価連動型の報酬制度とは
(リンク先に続きあり)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190910/K10012072751_1909100443_1909100444_01_02.jpg