福岡・みやま市長が差別表現引用 「無頼漢の子孫は病人や犯罪者」

 福岡県みやま市の松嶋盛人市長が、無頼漢の子孫は精神や肉体を病む者、犯罪者が多いとする調査報告を引用した文書を作成し、職員研修で配布していたことが13日、分かった。
 12日の市議会一般質問で、市議が「差別と偏見に基づく表現だ」と批判した。

 市議によると、文書は「人間の『徳』について」と題し、8月26日に開かれた管理職向けの研修で配布。
 140年以上前の米国の家系調査報告を取り上げた月刊誌を引用し、1720年生まれの「怠惰な無頼漢」の家系は、6代にわたり「約1200人が精神や肉体を病む者や犯罪者」などと記した。

共同通信 2019年9月13日 11時44分
https://news.livedoor.com/topics/detail/17076141/