https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190916/k10012084711000.html

台風後に屋根から転落で1人死亡 千葉 君津
2019年9月16日 18時47分台風 被害

台風15号で大きな被害を受けた千葉県君津市で、今月10日、壊れた住宅の屋根をシートで覆う作業をしていた61歳の男性が、あやまって転落し、死亡していたことがわかりました。同じような事故でけがをして病院に運ばれるケースが相次いでいて、工事業者の団体は、専門の技術を持たない人は危険なので屋根の上で作業しないでほしいと呼びかけています。

警察などによりますと、今回の台風15号で大きな被害が出た翌日の今月10日の午後、君津市草川原に住む61歳の男性が、近くの親戚の家で壊れた屋根をブルーシートで覆う作業をしていてあやまって転落し、病院に運ばれましたが頭を強く打っていて死亡したということです。

千葉県では、壊れた住宅の屋根などをシートで覆ったり、瓦を修理したりする作業が各地で進められていますが、工事業者に依頼しても数か月待ちという地域も多く、やむをえず住民やボランティアだけで行っているケースがあります。

NHKが、被害が大きかった地域の消防を取材したところ、台風が接近した今月8日から16日までに、同じような事故でけがをして病院に運ばれた人はこの事故のほかに少なくとも13の市と町で42人にのぼり、中には、けがの程度が重い人もいるということです。

屋根の工事業者の団体は、専門の技術を持たない人は危険なので屋根の上で作業しないでほしいと呼びかけています。