https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190916/k10012084531000.html

米朝協議 「数週間以内に再開」北朝鮮が見通し示す
2019年9月16日 19時54分北朝鮮情勢

北朝鮮外務省でアメリカを担当する局長が国営メディアを通じて談話を発表し、非核化をめぐるアメリカとの実務協議について数週間以内に再開されるという見通しを示したうえで、北朝鮮の体制を保証する措置をとるよう改めて求めました。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日午後、外務省でアメリカを担当する局長の談話を伝えました。

この中で、非核化をめぐるアメリカとの実務協議について「数週間以内に開かれるとみられる実務協議が、アメリカとのよい出会いになることを期待する」として、実務協議は数週間以内に再開されるという見通しを示しました。

そのうえで、「われわれを不安にし、発展を妨害する脅威と障害物が、疑いの余地なく取り除かれるときにこそ非核化の論議もできるだろう」と述べ、アメリカに対して北朝鮮の体制を保証する措置をとるよう改めて求めました。

一方で、「アメリカがどのような案をもって協議に出てくるかによって、米朝が近づくこともありえるし、反対に互いへの敵意だけが高まることもありえる」とけん制しています。

北朝鮮は、アメリカが先月、韓国と合同軍事演習を行ったことに強く反発して短距離弾道ミサイルなどの発射を繰り返しており、アメリカがどのような姿勢で臨むかが注目されます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190916/K10012084531_1909161644_1909161645_01_02.jpg