無電柱化が災害にどう役に立つのか?
大きく分けて2つだ。

ア 電柱がない=倒れない=緊急車両・工事車両等が通れる
イ 電線が地下で守られる=地震や台風でも停電しにくい

イの面ばかり着目される。
しかも、それにとらわれるのは、無電柱化に反対している人たちの方が多い印象だ。

もちろん、イのメリットはある。
そして、電線地中化によるデメリットは高いこと以外にないとされている。地震にも水没にも、そして整備も地中化されている方が有利。

だが、決定的なのはアだ。
電柱が倒れて、緊急車両が通れない。工事車両が通れない。電源車も通れない。
倒れた電柱をどけるのはとても大変だ。細い街灯とは違う。