https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190920/k10012090701000.html

“隠れ停電状態”は数百戸か
2019年9月20日 4時59分生活影響 停電

台風15号の影響で千葉県で続いている大規模な停電について、東京電力は20日中にできるだけ多くの地区で復旧できるよう作業を急いでいます。一方、停電が復旧したはずの地区で実際には電気がつかない住宅が数百戸に上っていることがわかり、重点的に作業員を配置するなど対応を強化しています。

千葉県で続いている大規模な停電について、東京電力は20日中にできるだけ多くの地区で復旧できるよう作業を急いでいて、停電の戸数は20日朝までにおよそ2万戸に減っています。

一方で、会社のホームページでは停電が解消したことになっているにもかかわらず、家の電気がつかないといった問い合わせが、多く寄せられているということです。

これは、高圧の電線工事が終わって送電が確認され、地区の停電が復旧したと判断されても、低圧線や住宅への引き込み線が損傷している場合は停電の状態が続くことがあるためです。

関係者によりますと、こうしたことが原因で続いている停電は、一時2000戸に上り、19日の時点で数百戸あるということです。

このため東京電力は、高圧線の工事を終えた作業員を低圧線などの修復にあたらせることや、地域の巡回を増やして住宅への引き込み線の被害を点検するなど対応を強化することにしています。