長期の交流電源が喪失する事故は実際に起きることあることが立証されたので、
原子力発電所の運営に当たっては、交流電源が長期間供給が途絶えることは
想定しなくても良いという都合の良い仮定は正しくないことが明らかである。
福島の時も、送電鉄塔が倒れたのが冷却の為の電源がなかなか手に入らなかった
ために事故を拡大した原因。福島第2発電所も、電源が落ちてメルトダウン
しうる状況だったが、作業員が手作業で重たい電源ケーブルを引きまわして
電気の給電の回復に成功したために、爆発まではせずに済んだ。