https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000165095.html

東京・池袋で車が暴走して母親と3歳の娘が死亡した事故で、
遺族の男性が20日、運転手に厳罰を求める約39万人分の署名を検察に提出しました。

 今年4月に起こったこの事故を巡っては、
車を暴走させた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88)が任意の事情聴取を受けています。
警察は飯塚元院長が運転操作を誤った可能性が高いとして、過失運転致死傷の疑いで書類送検する方針です。

事故では松永真菜さん(31)と娘の莉子ちゃん(3)が亡くなり、
遺族の男性は飯塚元院長に対する厳罰を求めて今年7月中旬から約2カ月間、署名活動を続けてきました。
この結果、約39万人分の署名が集まり、遺族は20日、東京地検に署名を提出しました。

妻と娘を亡くした松永さん(33):
「署名の数もそうだが、手紙が2万、3万とたくさん届き、人間はこんなに優しい人が多くて温かいものなんだなと私も学んだ。
今後、同じ思いをする人が出ないように“つなげていくこと”が僕にできること」

娘と孫を亡くした上原義教さん(62):
「とても大切な娘と孫の莉子を返してくれと大きな声で叫びたいのですが、それは叶わないことと思う。
全国で苦しむ人が1人でも2人でも減ってくれれば…という思いです」