https://this.kiji.is/549118544258384993

北海道の小島消失、付近に浅瀬
海保が確認、領海ほぼ現状維持
2019/9/24 15:40 (JST)
©一般社団法人共同通信社



 海上保安庁は24日、浸食で消失すれば日本の領海が狭まる可能性があるとされていた北海道猿払村沖の「エサンベ鼻北小島」について、島は消失し、付近に浅瀬を確認したと発表した。同庁は消失しても領海はほぼ現状維持できるとしている。今後さらなる調査を行い、最終的に判断する。

 地元住民からの情報で、第1管区海上保安本部が5月に実地調査を行っていた。

 国連海洋法条約は、島を「自然に形成された陸地で、満潮時にも水面上にあるもの」と規定。満潮時は水没するが、干潮時に水面上にある場合は「低潮高地」と定義され、本土から12カイリ(約22キロ)以内なら島と同様に領海の基準となる。