沖縄県名護市沿岸部で2016年12月、米海兵隊の垂直離着陸機オスプレイが不時着水して大破した事故で、中城(なかぐすく)海上保安部は24日、この機体の機長を、氏名不詳のまま航空危険行為処罰法違反の疑いで那覇地検に書類送検し、発表した。

 海保によると、機長は、空中給油機から給油を受ける訓練中に、適切な速度を保つ注意義務を怠り、空中給油機の装置と、オスプレイの右側プロペラを接触させてプロペラを損傷させ、不時着水して機体を破壊した疑いがある。海保は、米軍に機長の名前などを明らかにするように求めていたが、米軍は応じていなかったという。

2019年9月24日15時00分 朝日新聞デジタル
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