(CNN) 米ニューヨーク州の警察は25日までに、11歳の女児をヘイトクライム(憎悪犯罪)などの容疑で逮捕した。10歳のアフリカ系米国人の女児を人種差別的な言葉で中傷したとしている。

CNN系列局のWWNYによると、ニューヨーク州北部のカバヌアで、スクールバスに乗車していた女児3人が絡む事件があった。カバヌア警察の23日の発表によると、3人のうち2人は白人、もう1人の被害者の女児はアフリカ系米国人だった

警察によれば、被害者の両親は10日に被害届を出した。両親は娘について、顔面にあざができ、髪の毛を引き抜かれ、バスの座席に倒れ込んだことで両ひざにけがをしたと訴えている。

警察は白人の女児が悪質な嫌がらせにかかわったとして、23日に10歳と11歳の女児を逮捕した。このうち11歳の女児は暴行とヘイトクライム(憎悪犯罪)の罪にも問われており、事件は少年裁判所に引き継がれる。

また、バスに乗務していた監督員の女性(28)も、暴行や嫌がらせを目撃しながら制止しようとしなかったとして、子どもを危険にさらした罪に問われている。

スクールバスの運営会社に対しては、乗務員などの研修を徹底させるよう求めた。

セントローレンス郡検察は、こうした事件で13歳未満の子どもを立件することはないと述べ、通常は家庭裁判所に送致されると説明している。

2019.09.25 Wed posted at 13:20 JST
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