2019年9月25日 21時27分
読売新聞オンライン

 京都大病院(京都市左京区)は25日、病院内で入院患者ら5人に盗撮やわいせつ行為をしたとして、看護師の男(44)を同日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。

 発表では、看護師は昨年12月〜今年2月、入院患者ら5人が寝ている姿などをスマートフォンで盗撮したほか、40歳代の女性患者の胸などを触ったという。

 女性患者は被害に遭った翌日、病院側に申告。しかし、病院は看護師がわいせつ行為を否定したため、女性の担当から外しただけで引き続き勤務をさせていたという。

 看護師は6月、京都市内のコンビニ店で盗撮した疑いで京都府警に府迷惑行為防止条例違反容疑で書類送検され、病院があらためて看護師に聞き取ったところ、「興味本位でやった」と盗撮やわいせつ行為を認めたという。

 看護師は2016年7月に中途採用され、病棟で看護を担当。宮本享院長は記者会見で「極めて卑劣で許し難い。病院として患者の気持ちを十分くみ取れず、反省している」と謝罪した。

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