https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190927/k10012102101000.html

台風上陸当日 千葉県森田知事 登庁せず「対応に問題なし」
2019年9月27日 16時49分台風・生活

台風15号への対応をめぐって、千葉県ではすぐに災害対策本部が設置されず、県の初動の遅れを指摘する声が上がっていますが、県によりますと、台風が直撃した当日、森田知事は県庁に登庁していなかったということです。森田知事は、知事公舎で指揮をとっていたので問題はなかった、としていますが、今後、当時の状況が適切だったか検証したいとしています。

台風15号をめぐって、千葉県では台風が直撃してから丸一日以上がたった今月10日午前9時まで災害対策本部が設置されず、初動の遅れを指摘する声があがっています。

また千葉県によりますと、台風が千葉県を直撃した今月9日、森田知事は予定されていた都内での公務をキャンセルしたあと、終日、千葉市内の知事公舎に滞在し、県庁には登庁しなかったということです。

千葉県は「風や雨が強く外に出ること自体が危険だと判断して知事には公舎に待機してもらった」とし、知事公舎には県庁の執務室と同じような環境が整っているため被害の情報は電話やファックスで報告していたとしています。

これについて森田知事はNHKの取材に対し「指揮や命令は随時行い、対応に問題はなかったと考えている。今は復旧復興に向かって必死で動いている時期だが、今後、情報伝達や連携に問題がなかったかは、しっかりと検証したい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190927/K10012102101_1909271641_1909271650_01_02.jpg