茨城県境町の住宅で会社員小林光則さん(48)とパート従業員の妻美和さん(50)が殺害された事件で、事件の1、2日前の夜に現場近くでマスク姿の男が目撃されていたことが、28日わかった。
犯人に襲われて重傷を負った長男は「襲ってきたのは帽子とマスクをつけた男のようだった」と話しており、県警が関連を調べている。

 事件は23日午前0時40分ごろ、美和さんが110番通報したことで発覚した。

 現場近くの60代男性によると、21日か22日の午後11時ごろ、小林さん宅から100メートルほど離れた路上で、白いマスクをつけた男が小林さん宅の方から歩いてくるのを目撃したという。
男性は週3日ほど車で通るが「こんな時間に歩く人を初めて見た。おかしいと思った」と話す。

 近くに住む別の60代男性も21日午後10時ごろ、小林さん宅から約300メートル離れた路上で、小林さん宅の方に歩く黒っぽい服を着た男を目撃したという。

 県警もこれらの目撃証言を把握しており、犯人が事前に周辺を下見していた可能性もあるとみて、関連を調べている。

朝日新聞社

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