https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191001/k10012107691000.html

消費税の税率が10%に引き上げられたことについて、経済同友会の櫻田代表幹事は、
1日の記者会見で政府が消費を下支えするさまざまな対応をとったこともあって
「全体としてはスムーズにスタートしているかなと思う」と述べました。

そのうえで櫻田代表幹事は、「大事なのは、今後どうしていくかを真剣に議論することだ。
今後の社会保障制度について検討会議が始まったが、給付と負担のバランスについて、
具体的な数値を示しながら真剣に議論することが必要だ」と述べました。

さらに櫻田代表幹事は、「同友会としてしっかりと言うべきことを言っていきたいと思う。
税率については10%で未来永劫大丈夫ということを言い続けることは危険だと思っている」と述べ、
今後、高齢化がさらに進む中、社会保障制度を維持し、財政の健全化を進めるためには、
消費税率を10%にとどまらずさらに引き上げていくべきだという経済同友会の主張を改めて強調しました。