【話題】今年のノーベル物理学賞は量子論(ゲージ場の実在性)がらみと予想
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■ゲージ場の実在性、量子実在論争の決着、はたまた量子コンピューターか光格子時計か
毎年9月ごろになると「今年のノーベル賞は誰がもらうか?」と仲間内で話題になる。私は物理学者なので、もちろんノーベル物理学賞が気になる。「日本人はノーベル賞を騒ぎすぎ」、「受賞者予想など品がない」と言われても、気になるものはしかたないし、科学者としてノーベル賞は無視できない存在である。
■ゲージ場の実在性・普遍性の発見
私の予想を言おう。私の一推しは、アハラノフ(Y. Aharonov)とベリー(M. V. Berry)だ(本稿では敬称を省略)。受賞理由は「量子物理におけるゲージ場の実在性・普遍性の発見」だろう。
ゲージ場は、もともと19世紀に電気と磁気の理論が整えられる過程で、電磁場の背後にある「仮想的な場」として導入された。ゲージ場という概念を使うといろいろな方程式がきれいに書けるのだが、ゲージ場は数学的な道具であり、それそのものが観察されることはないと考えられていた。ところが20世紀に入って原子や電子の物理理論である量子力学が作られ、1959年にアハラノフと指導教員であったボーム(D. Bohm、故人)が、量子力学的にはゲージ場が電子の振る舞いに物理的影響を及ぼすことを理論的に予測した。この影響を2人のイニシャルをとって「AB効果」と呼ぶ。
AB効果の存在はその後実験で何度も確かめられた。とくに日立製作所の外村彰(故人、論座『さようなら、外村彰さん』参照)は、特殊な電子顕微鏡を作って、電子が磁場ゼロの場所を通過してもそこにゲージ場さえあれば電子の動き方が変化することを精緻な実験で実証した。
https://image.chess443.net/S2010/upload/2019091700002_4.jpg
アハラノフとボームは「ゲージ場が電子に影響すること」を予想したのに対し、ベリーは「電子に限らず量子力学的現象(偏光や分子の振動や化学反応など)の背後にはつねにゲージ場が働いていること」を理論的に示した。ベリーが見いだした普遍的ゲージ場は、最近活発に研究されているトポロジカル物性の先駆けにもなっている。物質が絶縁体になったり超伝導になったりする背後にもゲージ場があるのだ。
■「量子の反実在性の検証」も重要な成果
量子論がらみではベルの不等式の破れの検証実験もノーベル賞の有力候補だろう。我々は常識的には、ものを観察しようとしまいと、ものはそれなりの性質や状態(どこそこにあるとか、速いとか、どちら向きに回っているとか)を備えているはずだと思っている。ところが量子力学は、観測していない物理量の値の客観的実在性を保証しない(論座『アインシュタインの量子論不信が開いた新世界』参照) 。そこで、光子や電子は観測されていないときも物理量の値を持っているか否か検証しようということになった。
普通に考えたら、「観測していないときに何があるか調べる実験」などというものはやりようがない気がするが、1964年にベル(J. S. Bell)がこれをテストする方法を考え出した。1969年にはクラウザー、ホーン、シモニー、ホルト(J. Clauser, M. Horne, A. Shimony, R. Holt)の4人がベルのアイデアを改良して、もっと実験検証しやすい理論式を作った。
朝日新聞社の言論サイト
https://webronza.asahi.com/science/articles/2019091700002.html . 【実在】 A・アスペの量子遠隔相関の検証実験は、なぜノーベル賞を受賞できないのか 【検証】
1982年に仏のアラン・アスペによってベル不等式の破れが検証された。 この歴史に残る量子の非局所性による遠隔
相関の検証実験は、アイルランド出身の物理学者 ション.S.ベルが考案した巧妙なアイデアによって可能となった。
さらにこの実験は、同一発生源から反対方向に長距離に離れた二つの粒子が単に相関するだけではなく、
隠れた変数と称される観測前の物質的実在性についてそれが否定された。 つまりミクロの領域では、観測以前の状態
は実在自体が混沌としており、物質的な相互作用によってその結果が出現したとは言えないと、実験結果は結論した。
ペアで発生して反対方向へ飛んで行く2つの粒子を、それぞれ遠く離れた場所に設置した2つの測定器でスピンを測る。
そうすると観測前の量子状態に物質的個有値が実在しているか否かによって、観測統計の予想値が異なる。
結果はミクロな自然では、観測以前には物質的な個有値は実在せず、局所的な実在も否定された。
このJ・S・ベルの巧妙なアイデアによって歴史に残る、ミクロ域での物質的実在性と量子遠隔相関の検証実験が可能
になり、粒子のスピン方向は観測以前では確定した運動特性を持っていないという事が明らかになった。 しかし
この量子の遠隔相関実験は、その後様々な研究機関で追試されて確立したが、なぜノーベル賞は受賞されないのか。
↓ 講義するA・アスペ
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. 【混沌】 我々人間の世界は、確たる決定論の法則で運動している訳ではない 【偶発】
近年に行われた量子実験では、以前の同様実験での何件かの疑問点を克服して、完全に解消したとの記事が出ている。
* NWO研究者はハイテク実験でアインシュタインは間違っていることを証明 2015年10月21日
https://www.tudelft.nl/2015/tu-delft/einsteins-ongelijk-delfts-experiment-beeindigt-80-jaar-oude-discussie/
( 英語のページなので、Microsoft Edgeの自動翻訳機能を活用して下さい )
オランダのデルフト大学、ロナルド・ハンソン氏の研究チームは、アインシュタインの過去の間違いを正した。
画期的な結果は、2015年10月21日にNature誌に掲載されました。
量子的相関の議論では、離れた距離での電子との間の相互作用は以前に実証されているが、これらの実験では電子が
瞬時に他の原因で応答する可能性が依然として存在しました。 関心のある人は、抜け穴としてのこれらの事項を
参照してください。 1964年にCERNの科学者J・S・ベルは、一般にベルテストと呼ばれるものを考案しました。
独創的な方法のこの実験は、相関する電子対の両方の粒子を測定し、可能性のあるすべての抜け穴を閉じます。
今回実験を行ったデルフト大学の研究者は、彼らの実験でこのベルテストの厳格な要件を満たしていました。
ヘンゼン博士 : 「それは抜け穴のない最初のベルの試験であり、我々はこの相関による見えない瞬間接続が
本物であることを確認してください。 遠距離での不気味なアクションは本物です。」
↓ オランダのデルフト大学、ロナルド・ハンソン氏の研究チームは、厳格な要件を満たしたベルテストを実施と発表
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はじまりの「無」とは「無自体も無くする」ので宇宙が生まれる 選ばれるほうも大変だけど、選ぶほうも大変なんだ、ゼ? また官吏養成大学、東京大学が悔しがる画像が流れるのか? >>137
相対性理論じゃないでしょ
受賞理由は光電効果だよ なぜミクロ域は混沌とした、変幻自在が物理法則として存在するのか。
しかしそれは人間の思考が形式パターンではなく、多彩な想像を生み出す源泉ではないのか。
GPS情報の補正って相対性理論の応用なんだっけ
理論物理学ってすごいよね 今年も有力者の名前が上がってるけど
本当にその人がパイオニアなのか?ってのはよく考えた方がいい。
後から参戦して手広くやった有名人ではダメなんだよ。 アヘちょんけっこうばらまいてきたから
たぶんもらえる
国内外とも政治は金次第 安倍首相がトランプ大統領を推薦したから、ノーベル財団の日本への心証が悪くなり、今後日本人は受賞できなくなるよ。 >>189
まあノ一ベル賞が爆弾会社の財団賞という側面は否定できない。
受賞者が優秀だから権威化していったが、
これが意外と知られていないけど、ノ一ベル物理学賞の受賞対象
の半分は原子爆弾製造が可能となった基礎研究なんだよな〜 古沢明さんか香取先生の受賞を望みます。
ゲージ場の方が外村実験があるから強いかな? >>1 >>214
光格子時計=香取秀俊東大教授ただ一人 >>150
ノーベル賞受賞するには、とにかく長生きするのが重要だよねw
山中先生みたいに若くして受賞っての少ないもんね 東工大の萩野教授は
10年くらい前から「いずれ化学賞を取る」と言われてるけど >>190
それは8割くらいの車に情報端末おいて現在地を発信すれば済む話 >>148
実験で理論の裏付けがされれば確実だな
いつどういった実験ができるのかは知らんが 第一回ノーベル大賞は安倍ちゃんへの口約束でノーベル財団へ10億ユーロドル相当提供しよう 韓国も早く科学分野から二人目の受賞者が出るといいね。大韓帝国出身の化学賞受賞者がいるんだからもっと誇ればいいのに >>216
2008年に大腸ガンで逝去した戸塚洋二(享年66)
2015年受賞の梶田さん(当時56)より貢献度は高いと思う。 >>224
戸塚先生急逝でノーベル賞選考委員が真っ青になって
小林、益川、南部さんになったって言うね
南部先生はレジェンドやけど、この件が無かったら三人目はカビボやったと思う >>217
見つからない
氏名と所属と業績(分野だけでも)のうち、2つが欲しい >>223
割烹着に替わるインパクトの強いアイテムと、良い名前の方が良い。
MUSE細胞なんて良い名前。
CRISPER/Cas9なんて長すぎて覚えられない。
ましてやアブアブ・ボンブ効果とゲージ場なんて中間子理論より分かりづらい。 >>228
それはあるかもしれない、IpS細胞とか耳になじみやすかった 台座の数が足らんのだろう
1万基くらい作れば1個くらいもらえる
かもしれない
頑張れよ 昔は湯川秀樹や朝永振一郎のように、量子論は日本のお家芸だったのに・・・
隔世の感があるなぁ。 >>189
最初は土木工事用だよ
それが軍に武器として使われ始めた スウェーデンのノーベル財団関係者はこのほど、「昨年、韓国人3人が有力な候補に挙がった。
近い将来、韓国人受賞者が誕生する可能性が高い」と明らかにした。
候補者は、ソウル大の金ビンネリ教授(40、生命科学)、イム・ジスン教授(57、物理学)、多国籍製薬会社マークのピーター・キム博士(51)。
特に、107年間のノーベル賞の歴史で、女性受賞者は20人にすぎず、これを是正しようとの動きがあることから、女性の金教授が有力視されているという。
金教授は昨年、「女性科学界のノーベル賞」と呼ばれるロレアルユネスコ女性科学者賞を受賞した。
(2009.3.25 民団新聞)
そろそろだな 素粒子理論と素粒子の実験に賞を出すのは、政府から資金を引っ張り出すため
以外の何者でも無い。そんなところに資金を集中しても人類の役には本当は
たたない。もっといろいろな分野に目を向けさせる方が良い。 >>27
チェリオってアメリカでは売って無いよ。特別に教えてやる >>34
そのお前を理解している人類が0.000000000005%ぐらいだろ >>234
不毛な団塊世代のせいで谷間みたいになってるだけ >>21
平和賞、文学賞は政治が絡んでるからあれはどうでもいい
他は人類に貢献した結果、推薦されて受賞する 平和はともかく文学は別にそうでもないだろ
文学が政治がらみとかいいはじめたら
去年の女性にかたよった賞はどうなんだ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています