統合失調症や自閉症などの精神疾患の原因を、ゲノム(全遺伝情報)を調べて追究する研究が進む。
精神疾患は症状をもとに診断することが多く、根本的な治療薬も無い。
病気につながるゲノムの変化を研究すれば、診断の精度向上や治療薬開発につながる。
名古屋大学の尾崎紀夫教授に、研究の現状と課題を聞いた。

――精神疾患の診断と治療について教えてください。

「うつ病や統合失調症などは抑うつや幻想、妄想といった症状の種…

日経産業新聞 2019/10/2 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50450450R01C19A0X90000/