10月11日 09時54分

弘前市は、心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」など、性的マイノリティーの人たちに配慮するため、来月から印鑑登録証明書の性別欄をなくすことにしています。

弘前市は、去年まとめた男女共同参画プランに基づき、心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」など、LGBTと呼ばれる性的マイノリティーの人たちへの環境整備を進めています。

こうした中、氏名や生年月日、自治体に登録した印鑑などが記載された「印鑑登録証明書」のうち、性別欄について、来月からなくすことを決めました。

弘前市によりますと、印鑑登録証明書の性別欄を撤廃するのは、県内10市の中では初めてだということです。

また、図書館の利用カードの申請書や、所得に応じて市から助成を受けることができるこどもの医療費の申請書などについても、来年度以降、性別欄をなくすことにしています。
弘前市企画課は「性的マイノリティーの方が、ふだんの生活の中で感じられるストレスを少しでも軽減できるよう、市役所の中から取り組んでいきたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20191011/6080006257.html