【千曲川堤防決壊!その瞬間】あふれ出した濁流、削られていく堤防 「すさまじい音」近所に住む男性が川のそばで撮影


https://www.asahi.com/articles/ASMBL0BZMMBKUTIL061.html


あふれ出した濁流、削られていく堤防 「すさまじい音」
田中奏子
2019/10/18 1:15


 長野市の千曲(ちくま)川の堤防決壊現場から約2キロ離れた場所に住む男性が13日午前6時ごろ、濁流が住宅をのみ込んでゆく様子を撮影していた。

 男性によると、決壊場所からあふれ出た濁流はそばにあった杉の木をゆっくりなぎ倒し、近くの神社を覆い隠した。立っていた場所の堤防も少しずつ削られているように思えて、慌てて100メートルほど離れた場所に車で逃げたという。

 前日の深夜、自宅近くでは、避難せず残っている人もいた。正確な情報が入らず、どうしても気になって堤防に近づいたのだという。男性は「すさまじい音だった。まさか決壊しているなんて思わなかった。命の危険を感じた」と話した。(田中奏子)