【北京=西見由章】9月に中国を訪問した北海道大の40代の男性教授が、中国当局に拘束されたことが18日、日中関係筋の話でわかった。男性教授は日本人で、防衛省の付属機関である防衛研究所や外務省に勤務した経歴がある。スパイ活動など「国家安全危害罪」に関連する容疑を受けたとみられる。

 中国当局は2015年以降、スパイ活動に関与したなどとして少なくとも邦人の男女13人を拘束したが、いずれも民間人だった。一連の事件で準公務員である国立大学の教員の拘束が確認されたのは初めて。

2019.10.18 産経新聞
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