なごやめしが外国人観光客に大人気だそうです。

“独自のタレ”誕生のきっかけには、ある秘められた友情がありました。

甘辛のタレにからめた手羽先に…、串カツにはたっぷりのみそだれ。そして自慢の「みそ煮込み」。

「はい、失礼します。手羽先、串カツ。お豆腐も入ってます」(店員)

ずらりと並んだなごやめしを食べているのは、インドネシアから来た人たち。石炭を扱う会社の社員旅行だそうです。

「デリシャス(おいしい)」
「エナッ(おいしい)。エナッ」
「これはおいしいから、みんな食べなきゃね。マンタップ!(最高だね)」(インドネシア人)

大好評の様子です。

名古屋市千種区にあるこの店は、「みそ煮込み」が名物の創業90年以上の老舗「大久手 山本屋」。今ここに、イスラム教徒の人たちが押し寄せているというのです。

「ここはイスラム教徒のために、“ハラールフード”を使っているから。いいね」(インドネシア人)

ハラールフードとは、イスラム教徒が食べてもよいとされる食材。もともとイスラム教徒は豚肉やアルコールなどは禁止されていますが、
他にもイスラム教の作法に乗っ取って処理された肉以外は食べてはいけないなど厳しく決められています。

ではなぜ、イスラム教徒用のメニューを作ることになったのか?

イスラム教徒の友達が多かったという5代目の青木裕典さん(29)。

しかしその友達が困っていたのです。

「例えば、みそ煮込みうどんに使っている“しょうゆはアルコール成分が入っているか”、“みりんや豚は入っているか”など聞かれて、食べられない人がいるのに気づいた。
名古屋に来たのに名古屋のものが食べられないというのは面白くないと思う」(大久手山本屋 5代目 青木裕典さん)

なごやめしが食べたいという友人たち。その喜ぶ顔を見るために始めました。

この店では、串カツに使うのはハラール認証を受けた鶏肉。そして手羽先にもこんな工夫が。

「ハラールのタレ、手羽タレ(取って)。それと塩こしょうと」(大久手山本屋 4代目 青木一哉さん(54))

そこに“ハラール”と書いてありますね?
「みりんを使ってないんです。(イスラム教徒は)お酒がだめで、みりんが使えないので。
みりんを使わずにタレを作っています」(大久手山本屋 青木美千代さん(53))

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00010004-sp_ctv-bus_all
10/15(火) 11:32配信

https://www2.ctv.co.jp/news/files/2019/10/000-11-600x338.jpg
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