https://www.cnn.co.jp/usa/35144243.html
(リンク先に動画あり)

散弾銃持つ生徒を止めたコーチの行動、タックルでなくハグだった 米
2019.10.21 Mon posted at 13:16 JST

(CNN) 米オレゴン州ポートランドの高校で今年、教室に散弾銃を持ち込んで自殺しようとした生徒から、職員の男性が銃を取り上げる出来事があった。当時、職員は生徒に体当たりしたと伝えられていたが、検察がこのほど公開した映像に映っていたのは、職員が生徒を抱き締める姿だった。

同州マルトノマ郡地区検察の発表によると、ポートランドにあるパークローズ高校で今年5月、男子生徒が散弾銃を持って教室に入った。生徒はこの銃で自殺するつもりだった。

検察が18日に公開した防犯カメラの映像には、廊下を歩いてきた生徒が教室に足を踏み入れる様子が映っている。
この場にいたのが、アメリカンフットボール部と陸上部のコーチをしているキーノン・ロウさんだった。教室から出てきたロウさんは、右手に散弾銃を持ち、左手で生徒を抱きかかえるようにしていた。散弾銃は廊下にいた別の職員が受け取った。

ロウさんは廊下に出て両腕を生徒の身体に回すと、背中をさすり、引き寄せて抱き締めた。2人はそのまま廊下に座り、間もなく到着した警察が生徒を逮捕した。
ロウさんはオレゴン大学で活躍していた元フットボール選手。「あの時はこの生徒のことを思っていた」と振り返った。

検察によると、生徒は別の生徒に自殺をほのめかしていた。自分以外に銃口を向けることはなく、キャンパス内では発砲しなかった。銃弾は1発しか入っておらず、引き金を引こうとしたものの撃つことができず、ロウさんが銃を取り上げた。

検察は、決然とした、勇気と思いやりに満ちた行動だったとロウさんを称賛している。
生徒は銃器の不法所持などの罪を認めて3年間の保護観察処分を言い渡され、精神衛生治療や薬物乱用の治療を受けている。

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