不起訴が一転起訴に…危険な“名古屋走り”の実態

 ウィンカーを出さずに車線変更するなど、いわゆる「名古屋走り」が原因の事故で不起訴となった運転手が一転、起訴されていたことが分かりました。
 危険な「名古屋走り」の実態です。

 名古屋市内の高速道路でのドライブレコーダーの映像。左側から何度も強引に割り込むワゴン車。
 しかもウィンカーも出していません。
 名古屋走りとは俗に、名古屋市及びその近辺で見られる悪質な運転の総称といわれています。
 このいわゆる名古屋走りを巡って不起訴となった事故が一転、起訴される事態に。

 起訴状によりますと、おととし11月、会社役員の大脇智之被告が運転する車がウィンカーを出さずに車線変更。
 その際、後ろを走っていたバイクと衝突して男性に骨折などのけがをさせました。
 名古屋地検は去年、大脇被告を不起訴処分にしましたが、被害男性が処分を不服として審査を申し立てるなか、起訴に転じました。

 悪質な名古屋走りはこんなものもあります。
 信号が変わった瞬間スタートダッシュで右折。
 さらにはウィンカーを出さないまま、おきて破りの3車線またぎ。

 実は愛知県の交通事故死者数は16年連続でトップ。今回の起訴が一石を投じるのでしょうか。

テレ朝news 2019年10月24日 20時4分
https://news.livedoor.com/article/detail/17280885/