https://mainichi.jp/articles/20191029/ddm/012/010/063000c


情報漏えい防止システム、一度も利用されず18億円無駄 使い勝手悪すぎ 総務省開発/各省庁希望せず
毎日新聞 2019年10月29日 東京朝刊

 サイバー攻撃による政府機関からの情報漏えいを防ぐために総務省が18億円かけて開発した情報管理システムが、運用開始から2年間一度も使われないまま廃止されていたことが、会計検査院の調べで判明した。データの文字や数字がすべて画像化されてコピーもできない仕組みで、各省庁が利用を希望しなかった。検査院は28日、総務省が需要を十分把握せずに開発を進めていたと指摘した。

 廃止された情報管理システムは「セキュアゾーン」。2015年に日本年金機構から約125万件の情報が流…

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