https://www.bbc.com/japanese/50230377


バグダディ容疑者を「下着」で特定 クルド人スパイが事前入手

2019/10/30

クルド人民兵が多数を占めるシリア民主軍(SDF)は28日、過激派勢力「イスラム国」(IS)の指導者アブ・バクル・アル・バグダディ容疑者が自殺した27日の米軍事作戦の際、対象とした人物が同容疑者であることを事前に確認するため、SDFのスパイが入手した下着を使ったと明らかにした。

SDFのポラト・ジャン司令官はこの日、ツイッターで、バグダディ容疑者の潜伏先を突き止める上で、SDFのスパイが重要な役割を担ったと主張。軍事作戦でのクルド人部隊の活動を軽視するアメリカのドナルド・トランプ大統領に反発した。

SDFでは、入手した下着のDNAを分析し、米軍が狙いをつけた人物がバクダディ容疑者であることを、作戦前に確認したという。

「我々の活動のたまもの」

トランプ大統領は、クルド側は「役に立つ」情報を提供してくれたが、「軍事的役割」はまったく果たさなかったと述べていた。

ジャン司令官は、「容疑者に関するあらゆる諜報活動や接触方法、潜伏先の特定は、我々独自の活動のたまものだ。我々の諜報活動筋は最後まで、潜伏先の座標の提供や、空中投下の指示、軍事作戦への参加および作戦を成功させることに至るまで関与していた」とツイートした。
(リンク先に続きあり)

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