マルチ抑止へ静大が懲戒規程改定

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20191031/3030004709.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

もうけ話や投資などを持ちかける「モノなしマルチ商法」に関する相談が、
静岡大学で、この半年間でおよそ10件相次いだことから、大学は、被害を抑止しようと
命令に反して友人を勧誘などした場合、退学や停学させることもできるよう
学生の「懲戒規程」を改定する方針を決めたことがわかりました。

「モノなしマルチ商法」は、モノの販売ではなく、もうけ話や投資を持ちかけて
その情報が入ったUSBメモリーを高額で売りつけ、友人などを紹介すれば
紹介料が得られるなどと勧誘するもので、若者を中心に全国的に増加しています。
静岡大学でも、学生からの相談が今年度、半年間でおよそ10件、相次いでいるということです。

SNSなどを通じて被害にあったケースがほとんどで、大学は、消費者金融から
借金をする学生も出るなど事態が深刻化しているとして、こうした勧誘への学生の関与を禁止しました。
さらに、学内での被害を抑止しようと、大学の「命令」に反して友人を勧誘などした場合、
退学や停学させることもできるよう学生への懲戒処分を定めた
「学生懲戒規程」を改定する方針を決めたことがわかりました。

大学が懲戒の規程を改める異例の対応で、静岡大学の寺村泰副学長は
「改訂によって大学としてそれなりの処置を出来るようになるが、一番には抑止力を高めたい。
学生が学業に専念できるように努めたい」と話しています。

10/31 09:51