https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191101/k10012159531000.html

英語民間試験 受験の「共通ID」 きょうから申請受け付け
2019年11月1日 4時28分

受験生や高校関係者などの間で、不安が高まっている英語の民間試験。その実施を来年4月に控えて1日から受験に必要な「共通ID」の申請が始まります。

英語の民間試験は、現在の大学入試センター試験に代わって来年度から始まる「大学入学共通テスト」に導入されることになっています。

ところが、試験が開始される来年4月を前に受験生や高校関係者の間には、費用負担や地域格差の問題に加え先日の萩生田大臣の「身の丈」にあったという発言などに、不安や反発の声が広がっています。

こうした中、大学入試センターは、1日から今月14日まで、受験に必要とされる「共通ID」の申請を受け付けます。

共通IDは、民間試験を受ける人を、センターが識別するために設ける10桁の数字のことです。申請の対象は、民間試験を活用する大学の受験生でこのうち、現在の高校2年生は、高校を通じて申し込みます。そして、来年1月中旬ごろまでに、受験生のもとに、共通IDの通知が届けられるということです。

一方、試験会場の公表などが遅れ、批判されていた事業者のうち、ベネッセは10月31日、試験の概要を公表しました。

それによりますと、47都道府県の合わせて161の地域に試験会場を設けることや、検定料を1回当たり6820円とし、経済的に困難な受験生については2割減額して5460円にするということです。

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