首里城 出火直後に防犯カメラの電源落ちる 電気系統トラブルか
那覇市にある首里城で起きた火災で、出火直後に火元の正殿内に設置された防犯カメラの電源が一斉に落ちていたことが関係者への取材でわかりました。現場では焦げた電気設備が見つかっていて、警察と消防は、電気系統のトラブルが火災につながった可能性もあるとみて、関連を慎重に調べることにしています。


先月31日に那覇市にある首里城で起きた火災では、正殿1階の北側から火が出て、主要な建物が全焼しました。

関係者によりますと、正殿内に設置された7台の防犯カメラは、一部のカメラが出火の際のものとみられる光を記録していましたが、直後に電源が一斉に落ち、映像が途切れたということです。

火災発生の翌日から続く現場での検証では、焼け跡から、建物内の各階などに電気を分配する「分電盤」が焦げた状態で見つかっていて、電気がショートした際にできる痕のようなものが残っていたということです。

警察と消防は、電気系統のトラブルが火災につながった可能性もあるとみて、分電盤が設置されていた付近を集中的に検証するとともに、分電盤の鑑定を行うなどして関連を慎重に調べることにしています。


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