「お値段以上」にお手上げ…街の家具店で倒産急増、低価格戦略に太刀打ちできず

■窮地に立たされる「街の家具店」 量販店に太刀打ちできず、倒産は増加傾向で推移
 家具店の倒産が増えている。
 帝国データバンクの調べでは「家具店」の倒産が2019年10月までに26件発生、既に2018年全体(13件)の2倍の水準に到達した。
 東日本大震災が発生した2011年以降で最多となった2017年全体(26件)の水準にも並ぶなど、家具店の倒産増加が目立っている。

 経営破綻した家具店の多くは、地元密着で経営を続けてきた「街の家具店」。
 品揃えで圧倒する大型量販店の台頭に加え、ニッチな高級家具市場と低価格帯市場の二極化が進行したことで、固定客を中心に従来通りの中価格帯で「家具を売る」ビジネスモデルだけでは太刀打ちできなくなったことが、経営難に陥る背景にあるようだ。

■家具業界に迫る低価格化の波 「お値段以上」についていけない中小家具店
 近年の国内ホーム家具市場は、大きく二つの変化が訪れている。
 一つ目は大型チェーン家具店などによる市場の寡占化が進んでいることだ。
 帝国データバンクの調べでは、2018年の国内家具店の売上高合計は約1兆2300億円。
 このうち、売上高100億円超の上位5社が占める割合は約6割に上る。
 5年前に比べると、上位5社が占める割合は5.8ポイント上昇した。
 総じて中堅・大手企業への集約化が進み、優勝劣敗が目立っている。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

帝国データバンク 2019年11月6日 9時39分
https://news.livedoor.com/article/detail/17339447/