東京都東久留米市下里の住宅で会社員、二岡一浩さん(55)が殺害された事件で、二岡さんの財布とバッグが1階のリビングから見つかっていたことが10日、
捜査関係者への取材で分かった。室内は荒らされていたが、これまでになくなった物は確認されておらず、警視庁田無署捜査本部は物取りの犯行を偽装した可能性もあるとみて調べている。

 捜査関係者によると、1階のリビングに置かれていた二岡さんのショルダーバッグの中から、紙幣を含む現金が入った財布を発見。バッグの中を開けられた形跡はなく、
他に被害に遭った物も確認されていないという。室内は1、2階の居住スペースの大半が荒らされ、物が散乱するなどしていた。

 二岡さんは大型の刃物で50カ所以上を刺されるなどしたとみられ、小さな傷を含めれば70カ所程度あった。発見時、遺体には布団がかかっておらず、
血痕は2階寝室のベッド周辺からしか見つかっていないという。

産経新聞
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