神奈川県庁の財政課に在籍していた職員の男性=当時(37)=が自殺したのは、職場での長時間労働や上司のパワハラが原因だったとして、男性の母親が13日、県を相手取って横浜地裁に提訴した。

 訴状や代理人弁護士らによると、男性は平成25年11月に政策局知事室に配属され、秘書業務のほか、知事の発案による広報活動の推進や、イベントの企画・運営などに携わっていた。知事室で上司から「とにかくやれ」と大声で日常的に怒鳴られるなどのパワハラ被害に遭っていたという。28年4月からは総務局財政課に異動。業務は多忙を極め、同年7月には時間外労働が200時間超となるなど過労死認定基準を超える長時間労働が確認された。

2019.11.13 18:55 産経新聞
https://www.sankei.com/smp/affairs/news/191113/afr1911130037-s1.html