大学入学共通テスト 記述式問題 導入中止の法案提出 野党4党

大学入学共通テストに導入される記述式の問題について、立憲民主党など野党4党は、採点者によってばらつきが出て公平な採点ができないなどとして、導入を中止する法案を国会に提出しました。

再来年1月から始まる大学入学共通テストでは、国語と数学に記述式の問題が導入され、採点には大学院生や教員の退職者、それにアルバイトの大学生があたることが想定されています。

立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党の野党4党は、記述式の問題について、採点者によってばらつきが出て公平な採点ができないなどとして、導入を中止する法案を、14日、衆議院に提出しました。

4党は、専門性を欠いたアルバイトが採点にあたることも問題だとしたうえで、試験後の自己採点も困難で、志望校への出願にも支障が出るなどと指摘し、試験はすべてマークシート方式で行うべきだとしています。

法案を提出した立憲民主党の川内博史衆議院議員は、記者団に対し、「受験生が公平・公正な条件のもとで受験できるようにすることが大人の役目だ。記述式の試験は、それぞれの大学が2次試験で行っており問題ない」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191114/K10012177511_1911141755_1911141805_01_02.jpg

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2019年11月14日 18時04分 NHK