沖縄タイムスの報道によると-《“首里城公園近くにある円鑑池(えんかんち)で1日から6日までに90匹以上の魚が死んでいたことが分かった。
池を管理する那覇市文化財課によると、大量死の発生は首里城火災の後。市の担当者は「高いところから池に水が流れ込む構造になっており、焼けた木材の灰が池に入った可能性がある」とみている。
一方、魚に詳しい専門家は「炭自体は観賞用で水槽に入れることもあり無毒。火事が原因だとすれば、首里城の資材に塗られた油などが原因ではないか」と推測している。(社会部・比嘉桃乃、松田麗香)”》との事だ。

 市が水質の検査を5日に実施した結果、Phは7.8(中性)で弱アルカリ性を示したとの事である。
《“担当者は「魚が水面まで上がってきて口をぱくぱくさせている姿が見られた。魚の大量死はこれまでになかった」と語った。”》との報道も。

 大量死したのは、テラピアとコイとの事だ。
これら魚種は比較的生命力が強く、水質の悪化には強い特性を持つ淡水魚である。

 したがって、「病死や自然死の可能性は低い」との報道となっている。

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【首里の円鑑池(えんかんち)とは?】

 魚が大量死した池は、円鑑池といい湧水や雨水を集めて溜める池との事である。
円鑑池は、1502年に造られた池で、水の神“弁財天”が祀られている。

 1502年に作られた池であるが、薩摩藩の侵攻や第二次世界大戦によって破壊されてきた。
現在の状態に復元されたのが1968年との事である。


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【参考記事元:沖縄タイムス】
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/498603