0001おでん ★
2019/11/16(土) 19:57:01.62ID:1iINwTqx914歳の男子中学生が殺人未遂の疑いで逮捕された。教育家の水谷修氏はこの事件について、これまでの少年犯罪にはない異質性を指摘した。
青森県八戸市で、小学校高学年の女子児童が、首を切られ重傷を負った事件で、14歳の中学生の少年が逮捕されました。
報道によれば、この少年は、「人を殺すことに興味があった。だれでもよかった」と話しているそうです。
この少年は、14歳ですから、検察への逆送致、つまり成人と同じように裁判所で裁かれ、刑務所に送られることはありません。
少年法の下で、警察署での取り調べを受け、その後、鑑別所に送られ、そこで、家庭裁判所調査官による、生育歴や生育環境、
また学校での状況などの調査、そして専門家による精神鑑定が行われ、そして、その結果に基づき家庭裁判所での審判を受け、
法務省傘下の少年院や医療少年院、厚生労働省傘下の「むさしの学園」への送致などの処遇が決定されます。
特に、今回の場合は、特殊な事件ですから、精神鑑定については、そうとう深く丁寧に行われることでしょう。
私には、今回の事件で気になることがあります。それは、この事件の異質性です。
虐められ、その相手に対して復讐のために起きた少年による事件、虐待され、その結果親に対して起きた少年事件は、今までにもありました。
それらの事件では、加害者と被害者に一定の関係が存在しました。
しかし、今回の事件は、まったく違います。1997年に起きた、「神戸市連続児童殺傷事件」を思い出したのは、私だけではないはずです。
あの時の犯人もまさに14歳でした。しかも、殺人に至った動機は、通常、理解しがたい不可解なものでした。
私から、八戸市の教育委員会、この少年の小学校、中学校関係者、児童相談所、家庭裁判所の方々にお願いがあります。
ぜひ、この事件を、特別な少年が、たまたま起こしてしまった特殊な事件として扱い、少年法に従って、淡々と処置するのではなく、
ぜひ、家庭裁判所の調査官だけでなく、教育委員会の中にも、児童相談所の中にも、調査、検証チームを作り、互いに協力し合いながら、
また、医師、臨床心理士などの専門家の力を借りて、この事件のきちんとした背景、原因をつきとめて欲しいのです。
そして、それを、きちんとまとめて公開して欲しいのです。
いかに子どもであっても、背景や原因もなく人を殺そうとする人はいません。
必ず、その家庭や生育歴、小学校、中学校での状況の中に、また、現在は、子どもたちは、ゲームやネットから多くの影響を受けています。
彼が、やっていたゲームや彼が見ていたネットのサイト、読んでいた本や漫画、その中に、その原因や背景が潜んでいます。
それが明らかになれば、このような犯罪を防ぐ方法を見いだすことができます。
このような哀しい事件の再発を防ぐためにも、ぜひ検討していただきたいと考えています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191115-11001762-maidonans-life
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