https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191116/k10012179621000.html


日本の中小企業のロシア進出支援 モスクワで商談会
2019年11月16日 9時53分

日本の中小企業がロシアに進出するのを支援しようと、モスクワの日本大使館で商談会が開かれ、IT企業を中心に活発な商談が行われました。


日本政府は、3年前、平和条約交渉を前進させるために「8項目の協力プラン」と呼ばれる新たな経済協力計画をロシア側に提案し、先端技術分野での協力や中小企業の交流拡大などを進めています。

モスクワの日本大使館では、15日、日本の中小のIT企業や製造業など12社が参加する商談会が開かれ、ロシア側からおよそ200人の企業経営者が出席しました。

ロシアでは、長引く欧米の経済制裁の影響で景気の低迷が続いていますが、プログラミングやデータ分析を行うエンジニアの育成をはかっていて、日本のIT業界を中心にロシアへの関心が高まっています。

商談会に参加した都内のIT企業の社長は「ロシアの技術者のレベルは驚くほど高い。一緒にビジネスをして、われわれの技術をロシアで広めたい」と話していました。

また、ロシアのIT企業の幹部は「日本のIT技術によってロシアの人々の生活の質が向上することを期待しています」と話していました。