福島第一原発で発生した放射性物質「トリチウム」を含む水の処分について、経済産業省は、海や大気に放出しても人体や環境への影響は「十分に小さい」とする試算を示しました。

福島第一原発では、汚染水の浄化で取り除けない放射性物質「トリチウム」を含む水の量が増え続け、その処分方法をめぐり、外部へ放出するか長期保存するかなどで議論が続いています。

こうしたなか、経産省は18日、現在保管しているおよそ860兆ベクレルのトリチウムを含む水について、1年間で全てを海や大気に放出しても、日常生活で自然に被ばくする線量と比べ、人体や環境への影響は「十分に小さい」とする試算を示しました。

トリチウムを含む水の処分をめぐっては、周辺地域から風評被害を懸念する声もあがっていて、調整が難航しています。

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https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3833081.html