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違法薬物運搬した罪 無期懲役の愛知県元市議が上訴 中国
2019年11月19日 6時49分

中国で愛知県稲沢市の元市議会議員が6年前に覚醒剤3キロ余りを密輸しようとしたとして、今月、中国の裁判所から無期懲役を言い渡されたことを受け、元議員は18日、判決を不服として上訴しました。

上訴したのは愛知県稲沢市の元市議会議員 桜木※タク磨被告(76)です。

桜木元議員は6年前の2013年、中国南部、広東省広州の空港で覚醒剤3キロ余りをスーツケースの中に隠し持っていたとして、違法な薬物を運搬した罪に問われています。

裁判で元議員側は「ナイジェリア人の知り合いから頼まれてスーツケースを預かり、覚醒剤が入っているとは知らず、だまされた」として無罪を主張していましたが、広州の裁判所は今月8日、「被告は違法な薬物が入っているのを明らかに知りながら密輸しようとした」として、無期懲役を言い渡しました。

これを受けて元議員は判決を不服として18日、高等裁判所にあたる広東省高級人民法院に上訴しました。

弁護士によりますと元議員は「判決は事実誤認であり納得がいかない」と主張していて、2審の裁判は2か月から4か月以内に開かれる見通しだということです。

※王偏に豚のつくり