https://www.bbc.com/japanese/50469562


香港警察が大学包囲 構内に「強硬派」残るが物資不足も 
2019年11月19日


反政府・民主化デモが続く香港では、デモ隊が立てこもった香港理工大学(PolyU)を警官隊が包囲している。19日午後の時点で、「強硬派」約100〜200人が構内に残っているものの、中にはオートバイに乗ったり、橋からロープをつたって降りたりして脱出した人もいるという。

19日早朝には、18歳未満の生徒200人が、高校の校長など教育関係者に付き添われ、大学構内を出た。当局は未成年の生徒たちの身元を確認し、記録した上、釈放した。ほかに大人約100人が構内を出たところ、ただちに逮捕された。

香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストのサイトによると、大学構内を出た抗議参加者の一部は、低体温症になったり、脚にけがをしたりしている。投降した1人は、「寒さと空腹」のため出ることにしたと話し、構内に残る多くも「負傷しているものの、医薬品が足りていない」と明らかにした。

ロイター通信によると、大学から出た16歳の若い女性は「投降することにした」と述べ、「昨日の朝から逃げようとしていたけれども、どうやって外に出たらいいか分からず、逮捕されるのが怖かった。必死だった」と話したという。

警察はデモ参加者に対し、武器を捨てて投降するよう呼びかけている。当局によると、17日夜に香港理工大学で起きた衝突では116人がけがをした。
(リンク先に続きあり)

https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/13594/production/_109725297_hk1.jpg