”キノコで倒木処理”高校生挑む

http://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20191120/7000015488.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

台風による倒木をキノコの菌を利用して自然に処理しようという実験に、帯広市の高校生たちが取り組んでいます。
将来はこの方法を実用化させて、倒木の処理とキノコの栽培を両立させたいと意気込んでいます。

実験は、帯広工業高校の3年生が札幌市にある「寒地土木研究所」などと取り組んでいます。
3年前、十勝地方を相次いで襲った台風で放置されている倒木の処理を進めようというもので、
18日、高校近くを流れる機関庫川の川岸に、事前にエノキタケやナメコなどの菌を植え付けた丸太を並べました。

キノコは、木から養分を吸収して成長します。
また、胞子が周辺の木に飛び散ると、その養分を吸収します。
こうして養分を失った木はキノコの成長とともに腐っていき、腐食した倒木は
5年程度で川に流れて自然に処理できると期待されています。

高校生たちは将来はこの方法を実用化させて、倒木に直接菌を植え付けることで、
倒木の処理とキノコの栽培を両立させたいと意気込んでいます。

生徒の1人、佐々木陸玖さんは、「ここでしかできない経験ができたのですごくいい思い出になった。
手間をかけているのでいい結果が出ることを期待したい」と話していました。

11/20 08:23