農林水産省所管の官民ファンド「農林漁業成長産業化支援機構」(A―FIVE)が2020年度末にも新規投資を停止することが21日、財務省への取材で分かった。累積損失が膨らみ続け、財務省と農水省は現在のビジネスモデルでの継続は難しいと判断した。当面は投資している案件の回収に専念する。

 A―FIVEは農林漁業者が加工や販売までを担う6次産業化の事業に出資している。金額が約1億円と1件当たりの投資金額が小さい一方で、ファンドの運営費がかさんでおり、財務省や農水省が問題視していた。

共同通信
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