笠間で大正時代の「人車」を復元

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20191125/1070008324.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

大正時代に笠間市で運行され「人車」と呼ばれた、人が押して走らせる
鉄道の車両が復元され、24日地元で披露されました。

市役所の笠間支所で披露されたのは、大正4年からおよそ10年間、
現在のJR笠間駅と笠間稲荷神社の間で運行していた「笠間人車軌道」の復元車両です。
24日は市役所の駐車場に20メートルの線路が設置され、復元された車両に乗ったり、
重さ400キロある車両を手で押して動かしたりする体験会が開かれました。

およそ1年半かけて先月完成した8人乗りの車両は、かつての姿をできる限り再現しようと、
当時と同じようにケヤキを使って復元しました。
プロジェクトの発起人の内山征さんが、当時を知る祖父に乗ってもらいたいと
13年前から資料を集め、仲間とともに試作などを続けてきたということです。

車両に乗った10歳の女の子は「静かであまり揺れなかったので乗りやすかったです。
押している人が疲れるのではないかと思いました」と話していました。
発起人の内山さんは「来てくれた人が楽しいと言ってくれたのでよかった。
今後も多くの人に乗ってもらい、笠間に『人車』があったことを広く知ってもらいたいです」
と話していました。

車両は市役所の笠間支所の近くの空き店舗で展示されるということです。

11/25 10:48