米子市が障害者を常勤職員に

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20191126/4040003835.html
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障害者の安定した働く場をつくろうと、米子市は、常勤の職員のなかに、
文書整理など補助的な業務に特化した枠を設け、来年度から採用を始めると発表しました。

これは、米子市の伊木隆司市長が記者会見で明らかにしました。
それによりますと新たな職員制度では、文書整理やコピー、それに郵便物の発送など
補助的な業務に特化した職員を「特定業務職員」と名付け、障害者を念頭に雇用するとしています。
「特定業務職員」は、常勤の職員として一般の行政職と同様に60歳を定年とし、
住居や通勤の手当、賞与などが支給されます。
一方で、初任給は高校を卒業した行政職の90%程度で、昇給額についても差があるとしていますが、
能力や意欲によっては、行政職への変更もできるとしています。

米子市では、これまで障害者を非常勤職員として雇用してきましたが、
障害者にとって、より安定した働く場をつくるため新たな制度を導入したということです。

来年度は「特定業務職員」として3人程度の採用を予定していて、最終的には10人まで雇用したいとしています。
市によりますと、常勤の職員に障害者などの枠を設けた制度は、全国でも珍しいということです。

伊木市長は「実質的に障害者の雇用を広げていく制度で、障害者の意欲の向上や
職場の活性化につながると期待している」と述べました。

11/26 16:16