寝たきりの人に起きやすい「床ずれ」を、半導体を作る過程でできる粉末でほぼ治すことができることを山形大学などの研究グループが発見しました。
グループによりますと、世界で初めてだということです。

これは、山形大学と千葉県の材料メーカーによる共同研究で明らかになりました。
「床ずれ」は、皮膚が圧迫されて血液が十分に行き届かないことなどで起こり、症状が重い場合は皮膚が「え死」することもあります。

研究グループによりますと、これまでは床ずれ専用の治療薬はなく、患者の体の向きをこまめに変えたり、患部を洗って悪化を食い止めるといった対策が主に取られていました。
共同研究では、ラットに「床ずれ」を作り、半導体を作る過程でできる「シモンコライト」という粉末を塗ったところ、皮膚のえ死した部分が2週間後にはほぼ正常に戻ったということです。

グループによりますと、「シモンコライト」がタンパク質を分解する、特定の酵素を活性化させたりすることで、え死した皮膚を正常に作り直すことができるということです。
「シモンコライト」はこれまで切り傷などを治す効果が確認されていますが、研究グループによりますと、床ずれへの効果が確認されたのは世界で初めてで、5年以内の実用化を目指すとしています。

研究グループの山形大学大学院理工学研究科の山本修教授は「できるだけきれいに治ることで、患者や家族に喜んでもらえると思っています。できるだけ早く患者の手元に届くよう、研究を進めていきたい」と話していました。

☆ソースに動画があります
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20191121/6020005389.html

★1が立った日時:2019/11/26(火) 20:40:07.09
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1574768407/