(CNN)米ウィスコンシン州に住む104歳の女性が狩猟の免許を初めて獲得した後の最初の猟場で雄のシカ1匹を射止める腕をこのほど披露した。

この女性はフローレンス・ティーターズさん。州の自然資源管理当局によると、州内で狩猟資格を取得し、シカを獲物にした最高齢の女性となった。

子ども5人を猟師に育てたティーターズさんが自らも猟を始めようと決めたのは昨年、息子と一緒に猟に出かけたのがきっかけだった。2人で獲物を待ち受ける場所に潜んでいた際、現れたシカの動きに注意しながらも息子だけが猟銃の引き金を引いていた。自分もシカを射止めたいとの気持ちが込み上げてきたという。

息子が自然資源管理当局に説明したところによると、猟師資格の獲得も母親が自分で決めた。

ティーターズさんは免許取得後の初の狩猟で息子と共に昨年と同じ場所に隠れて待機。約2時間後、約90フィート(約27メートル)先でシカを発見していた。

息子が母親のひざをたたき方向を示すと、ティーターズさんはうなずいて笑い、指先に力を込めた。命中すると歓喜の叫び声を上げたという。

ティーターズさんの今回の行動に触れ、自然資源管理当局の次期責任者に指名されている人物は報道発表文で「この若い女性は家族を猟師に育て上げた後、州で長年続くシカ猟の伝統を分かち合う機会を選んだ」と説明。「銃を使った州のシカ猟は全ての世代のためにあることを実証した」とたたえた。

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